使うと恥ずかしい宛名のマナー

手紙のマナー

仕事をしている中で、取引先やお客様に手紙やメールを出す機会が多々あります。

実際僕も送ることも有れば、受け取ることも有るのですが、結構恥ずかしい間違いをしている人って多いんですよね。

ここでは、ありがちなビジネスメール、ビジネスの手紙の宛名部分の間違いについて書こうと思います。

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「御中」は宛先が判らない時だけ

手紙の宛名などでよく使われる「御中」という言葉。

この言葉の意味はご存知でしょうか?

御中

郵便物で、会社・団体など個人名以外のあて名の下に添える語
出典:大辞林

つまり、会社全体に郵便を送る時や、担当者が判らないような時に送る時に使う言葉です。

にもかかわらず、「火の車商事株式会社 人事部 綱渡様 御中」なんて感じで、個人宛の手紙に「御中」を使っている人が非常に多いです。

正式には「火の車商事株式会社 人事部 御中(人事部のだれに送ればいいかわからない、または人事部全体に送る時)という風にするか、綱渡さん宛であれば「火の車商事株式会社 人事部 綱渡で大丈夫です。

しかも、若い人だけでなく、30代、40代のビジネスマンの方でもこのような書き方をしている人が居ちゃうんです。。。

といっても、なかなか他人の間違いを指摘する事って人には出来ないので、そのまま「間違って使う人」というレッテルを貼られるか、その間違いに気づかない者同士が、永久に間違った使い方をして定年を迎えてしまうって言うわけです。

ちなみに御中は「おなか」とも読むんだ。これは昔の女性言葉で「お腹」という意味なんだな。

40代以上に意外と多い部長様

またしても宛名に関する恥ずかしい間違いです。

あなたは営業部の部長の切羽 詰さんにメールや出紙を出す時、どのように宛名を書きますか?

(1)火の車商事株式会社 営業部 切羽部長 様 

(2)火の車商事株式会社 営業部 切羽 部長

(3)火の車商事株式会社 営業部長 切羽 様

正解は(3)です。

ちなみに、(2)も間違いではないのですが、ややフランクな表現です。

ある程度の信頼関係が有る方とのメールのやり取りで有れば(2)でもいいかもしれません。

また、言葉で話す分には、「部長の切羽様」でも「切羽部長」でも大きな問題は有りません。

より正式で丁寧なのは(3)です。

ただ、(1)は明らかに使い方が間違っています。

そもそも社長、専務、部長、課長などの役職名は、それだけで敬称を含めた呼び方となっているので、敬称に更に様を付けるのは日本語のルールとしておかしくなってしまいます。

これは「殿」も同じで、よく年配の方なんかは「●●社長殿」なんていう様な一見合ってそうで大間違いな使い方をしていることが有ります。

基本は【部署名→役職名→氏名→様】です。

うず
俺は平社員だけど、いちいち平社員なんて肩書き書かなくていいからな!!
参考資料
ちなみに、特定個人の氏名が無く、「火の車商事株式会社 営業部長様」という様な書き方は、営業部長という言葉で1つの名詞と判断されるので間違いではありません。

各位の正確な使い方

社内文書などで、多くの人に同じ文面をメールなどで送ったり、資料を作成する事が有ると思います。

この「各位」という言葉、一見冷たく、上から目線の感じがしたことはありませんか?

僕は社会人になりたての頃、「関係者各位」と書いてある書類を見て、なんか偉そうだなって思ったことが有ります。

しかしそれは間違いで、「各位」だけで複数の対象者に敬称を付けたことになります。

ですので、何も書かずに「各位」と書くだけでも問題は有りません。

ただ、「お客様各位」「関係者各位」というように前に言葉を付けるとより丁寧になります。

※お客様は「お客様」という括りで1つの言葉なので、様の後ろに各位が付いても二重敬語にはなりません。

間違っても「各位様」なんて使い方はしないようにしましょう。完全に間違いです。

厄介なのは知らない奴が間違って指摘してくる

世の中には自分の間違いに気づかず、その間違いを正式として部下に注意する人が居るんです。

僕自身実際に経験したことなのですが、僕が取引先に手紙を出そうとしたとき「営業部長 ●●様」と書いたのに対して、

こういう時は「●●部長様 御中」って書くんだよ。ビジネスマナーもちゃんと覚えないとな!!

って言われたことが有るんです。

「敬称の重複+御中の用法間違い」という、どうしようもない使い方です。

でも、入社1年目の僕が上司のミスを指摘できるわけもなく、こっそり後で封筒を差し替えた経験が有ります。

ちなみにその人は、自分に届く郵便も、正式な書き方なのにもかかわらず「失礼な奴だ」とボヤいていましたね。

このように、間違った理解をしている人にとっては、正確なものが間違いになってしまうという厄介な面が有ります。

マナーって言うんだったら、全員が正確な理解を出来るようにしてくれって思ってしまいます。

こればっかりは、何かのタイミングで指摘するか、その人とあまり関わらないようにするとか、何か対策が必要かもしれませんね。

恥をかかない為に、ビジネスマンにお勧めのマナーブック

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